有酸素運動では痩せないって本当!?詳しく解説します!
こんにちは、スタートフィットネスの古屋良二です。
有酸素運動とは?
まず、有酸素運動とは何かをおさらいしましょう。有酸素運動は、酸素を利用して脂肪を燃焼させる運動のことを指します。代表的な有酸素運動には、ジョギング、ウォーキング、サイクリング、水泳などがあります。
主な有酸素運動の特徴
- 持続的な運動: 有酸素運動は長時間継続して行うことができるため、全身の筋肉を使って運動を行います。
- 心肺機能の向上: 有酸素運動は心肺機能を強化し、持久力を向上させる効果があります。
- ストレス解消: リズミカルな運動はリラクゼーション効果があり、ストレス解消にもつながります。
なぜ「有酸素運動では痩せない」と言われるのか?
有酸素運動だけでは痩せないと言われる理由はいくつかあります。
- カロリー消費が少ない: 有酸素運動は一定の時間をかけて行うものが多く、短時間でのカロリー消費は比較的少ないです。そのため、長時間行わないと大きな効果を感じにくいことがあります。
- 筋肉量の低下: 有酸素運動ばかりを行うと、筋肉量が減少することがあります。筋肉は基礎代謝を高める役割を持っているため、筋肉量が減ると消費カロリーも減ってしまいます。
- 食事管理の重要性: ダイエットは運動だけではなく、食事管理も重要です。有酸素運動を行っても、摂取カロリーが消費カロリーを上回ってしまうと、体重は減りません。
筋力トレーニングで痩せる理由と証明
筋力トレーニングがダイエットに効果的である理由を、具体的な証拠とともにご紹介します。
- 基礎代謝の向上: 筋力トレーニングによって筋肉量を増やすことで、基礎代謝が上がります。基礎代謝とは、何もしていない状態でも消費するエネルギーのことです。筋肉が多いと、安静時でも多くのカロリーを消費するため、脂肪が燃焼しやすくなります。
- エポック効果 (EPOC): 筋力トレーニングはエクササイズ後の酸素消費量を増加させる効果があります。これは運動後も数時間にわたり、エネルギー消費が高まる状態が続くことを意味します。EPOC効果により、筋力トレーニングは運動後もカロリーを消費し続けるため、脂肪燃焼が促進されます。これはアフターバーンとも呼ばれます。
- 研究による証明: 研究によると、筋力トレーニングを行うことで体脂肪の減少が促進されることが示されています。例えば、2010年に発表された研究では、筋力トレーニングを行ったグループは、有酸素運動のみを行ったグループと比較して、体脂肪率がより大きく減少したことが報告されています。
有酸素運動と筋力トレーニングの組み合わせの効果
有酸素運動と筋力トレーニングを組み合わせることで、ダイエット効果をさらに高めることができます。
- 基礎代謝の向上: 筋力トレーニングによって筋肉量を増やすことで、基礎代謝が上がり、日常生活でも消費するカロリーが増えます。
- 脂肪燃焼効果の促進: 有酸素運動で脂肪を燃焼しやすい状態を作り出し、筋力トレーニングで筋肉量を維持・増加させることで、効率的に脂肪を燃焼させることができます。
- ボディラインの引き締め: 筋力トレーニングで筋肉を鍛えることで、ボディラインが引き締まり、見た目の変化も期待できます。
効果的なダイエット方法
有酸素運動と筋力トレーニングを組み合わせることで、より効果的なダイエットが可能です。
- 筋力トレーニング: 筋肉量を増やすことで基礎代謝が上がり、消費カロリーが増えます。筋力トレーニングと有酸素運動をバランス良く取り入れることが大切です。
- バランスの取れた食事: ダイエット中は、栄養バランスの取れた食事を心がけましょう。高タンパク質、低脂肪の食事を意識することで、筋肉量を維持しながら脂肪を減らすことができます。
- 休息とリカバリー: 運動後の休息も重要です。筋肉が回復する時間を与えることで、より効果的なトレーニングが可能になります。
具体的なトレーニングプランの例
ここでは、具体的なトレーニングプランの例をご紹介します。
1週間のトレーニングプラン
- 月曜日:
- 朝:ウォーキング(30分)
- 夜:全身の筋力トレーニング(45分)
- 火曜日:
- 朝:休息
- 夜:ジョギング(30分)+コアトレーニング(15分)
- 水曜日:
- 朝:軽いストレッチ(15分)
- 夜:上半身の筋力トレーニング(45分)
- 木曜日:
- 朝:サイクリング(30分)
- 夜:ヨガ(30分)
- 金曜日:
- 朝:休息
- 夜:下半身の筋力トレーニング(45分)
- 土曜日:
- 朝:ウォーキング(30分)
- 夜:全身の筋力トレーニング(45分)
- 日曜日:
- 休息または軽いアクティビティ(ハイキング、軽い散歩など)